- インフルエンザとは
- インフルエンザの予防接種の費用
- インフルエンザワクチンの接種時期
- 予防接種を受けるにあたっての注意点
- 予防接種を受けられない方・注意が必要な方
- 予防接種後の注意点
- インフルエンザを予防するポイント
インフルエンザとは
インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症のことを、インフルエンザと呼びます。風邪と似た症状がありますが、症状が長引いたり、重篤化したりする傾向があります。 主な感染経路は飛沫感染で、感染者の咳やくしゃみからウイルスが空気中に放出され、それを吸い込むことで感染します。 また、ウイルスに汚染されたドアノブや手すりなどに触れ、その手で顔を触ることによって感染する接触感染のケースもあります。 1~3日の潜伏期間を経て、高熱、喉の痛み、咳、鼻水、頭痛、筋肉痛、関節痛などの症状が現れることがあります。加えて下痢などの消化器症状が現れることもあります。脱水症状も懸念されますので、水分を十分に補給するようにしてください。 特に、お子様やご高齢者、免疫力の低下している方は、肺炎や脳炎などの重症化する可能性もありますので、十分な注意が必要です。
インフルエンザの予防接種の費用
料金 | |
インフルエンザワクチン | 4,000円 |
インフルエンザワクチンの接種時期
インフルエンザを予防する最も効果的な方法は、インフルエンザの流行期が始まる前にワクチン接種を受けることです。ワクチンを接種してから免疫ができるまで約2週間かかり、効果は約5ヶ月間持続すると言われています。 したがって、流行期に間に合うようにワクチン接種を受ける必要があると言えます。 日本では、インフルエンザの流行期は一般的に12月~翌年3月までとされているため、毎年10月下旬~12月にかけてワクチン接種を受けることをお勧めします。
予防接種を受けるにあたっての注意点
予防接種をご希望の方は、事前にご予約の上ご来院ください。予防接種を受ける前に予診票をよく確認し、内容を理解した上で接種を受けてください。
予防接種を受けられない方・注意が必要な方
- 37.5℃以上の発熱のある方
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 心臓、腎臓、肝臓、血液の病気があり、現在治療中の方
- ワクチンに含まれる成分(例えば、鶏卵、安定剤など)にアレルギーのある方
- ワクチン接種後2日以内に発熱、発疹、蕁麻疹などのアレルギー症状が出たことがある方
- 過去に痙攣を起こしたことがある方
- 過去に免疫不全と診断されたことがある、または先天性免疫不全の家族歴のある方
予防接種後の注意点
予防接種後の10分間は、すぐに医師と連絡が取れるようにしてください。院内でお過ごしいただくか、当院まですぐに戻ってこられる場所で待機していただく必要があります。接種部位の異常反応や体調の変化がないか注意し、何か異変があればすぐにご来院ください。
接種後24時間は体調の変化が起こる可能性がありますので、激しい運動や飲酒は避けてください。また、接種部位を清潔に保ちましょう。
インフルエンザを予防するポイント
インフルエンザを予防するには、ワクチン接種が最も効果的です。お子様やご高齢の方など、免疫力が弱く重症化しやすい方が身近にいる場合は、ワクチン接種が必須です。 また、外出時のマスク着用やこまめな手洗い・うがいも一定の予防効果が期待できます。帰宅時の手洗いはもちろんですが、食事の前、トイレの後、多くの人が触れたものに触れた後なども忘れずに行いましょう。 手を洗う際には、十分に手を濡らし、石鹸を使って手全体をよく洗い、流水で洗い流すようにしましょう。手を洗った後は、使い捨てのペーパータオルや清潔なタオルで十分に拭くようにしましょう。 手を拭いた後に消毒用アルコールを擦り込むのも効果的です。